雨のち晴れ 〜1型糖尿病の子供と〜

息子が5歳で1型糖尿病に。完治の日を夢みつつ、記録をブログに。

1型糖尿病×保育園

息子はもともと保育園に通っていました。

 

年中の2月に発症し、このあと年長になる、というタイミングであり

2歳で入園して3年間通って友達もできますし、なんとか継続で通わせてあげたい、

というのが親の気持ちでした。

 

結果として、本当にありがたい話で、そのまま預かって頂ける方向になったので、まとめておきます。

 

■市役所(保育課)に確認

 保育園に預かってもらう大前提は、仕事や介護などで親が保育できない理由があること、です。

 その多くは母親が仕事をしている、という事実で満たしてると思いますが、我が家もそうでした。

 1型糖尿病でインスリン注射が必要となりますが、医療行為なので保育園で対応できることは少ないと思われ、母親が食事前に注射しにいくことが必要と思われるが、それだと頻繁に保育園に行くため、仕事場に行くのが難しく、救済措置とかないですか?とダメもとで訪ねてみましたが、やはりナシ。。

 在宅勤務であれば仕事してるので条件はみたせます、とのこと。。

 

 幸いにして、妻の勤務先、職種が柔軟に対応していただけたので、在宅勤務で調整できましたが、普通に難しい場合が多いかと。。。

 

■保育園との調整

 

 病気の説明は、日本小児内分泌学会の資料やお医者さんからもらった資料で説明しました。

http://jspe.umin.jp/public/kenkai2.html

 

 インスリン注射を家族が保育園で行うことについて、医師からの指示書(診断書)をもとめられました。

 

 園長先生はじめ保育園の先生方は、卒園させてあげたい、と言ってくれ預かっていく姿勢を見せてくれました。感謝とともに感動しました。

 

 保育園を運営する会社としては、初の事例ということも含めて、

 「1人の園児だけを特別扱いして保育は難しい」

 「特別難しい対応がないとしても、対応する担任、他先生方の心的負担」

 「有事の際の責任所在」

 という点を気にされました。これは当然のことと思います。

 

 

最終的には、保育園と役所と我が家で集まって議論し、

・食前に妻が注射をうちにいく。

・在宅で、必要ならすぐかけつけられる状態にしておくこと

・保育園からの電話にはでること、捕食などの判断は家族がすること。

・責任について、誓約書のサイン

をもって預かってもらえることになりました。

 

年度の切り替えで、保育園もバタバタしており、担任の先生も変わる、とのことで、4月2週目(来週)を午前中のみ(食事なし)ではじめ、4月3週目から通常保育でいく予定となりました。

 

発症から約2ヶ月。

ようやくお友達と遊べるとこまで戻ってきました。

 

保育園の皆様には感謝とともに1年間宜しくお願いします!